身体の「ノイズ」に耳を傾けよう。ケガをしてトレーニングができなくなる前にできること。
【トレーニーに、ケガはつきもの。だけど・・・】
今トレーニングをしていると、どうしても避けては通れない、ケガについて一緒に考えていきたいと思います。
小さなケガから、大きなケガまで様々ですが、一切けがをせずにトレーニングを続けることも難しいのが現実ですよね。
一口にケガと言っても様々です。しかし、筋トレをしている人たちに多いケガと言えば、多くが「関節のケガ」か「腰痛」ではないでしょうか。僕の周りにも、腰痛に悩まされながらトレーニングをしている人が多くいます。僕もハタチの時にヘルニアと診断されたくらい、腰の痛みには悩まされています。

なぜ筋トレをしていると腰をやってしまうのか
腰に爆弾を抱えているトレーニーは、数多くいます。JBBFのトップ選手でも少なくありません。嶋田慶太選手は、腰のヘルニアを患い、相当大変な思いをされました。一歩も歩くのが困難な中、お医者さんに痛み止めの注射を打ってもらい、大会に出たこともあるそうです。(鉄人やん。メンタルもあり得ないやん。)なぜ、こんなにも腰を痛める人が多いのでしょうか。単純な話なのですが、
基本的に、トレーニング中はずっと腰を反っている
ということになります。ベンチプレス、ミリタリープレス、チンニング、デッドリフト、スクワット、レッグエクステンション…様々な種目を思い浮かべてもわかるように、腰がどうしても反ってしまうのは仕方のないことなのです。腰は、いや、腰様は、毎回毎回とんでもない重さを受け止めてくれているのです。ありがとう腰、いや腰くん、いや腰様。。。
やはり、トレーニングをする上で、腰にはとんでもなく負担がかかっている
という意識は持っていた方がよいです。この意識をもっているのといないのでは、ケガに対する意識が大きく変わってくると思います。
いきなり歩けなくなった!
その日の僕は、子どもを連れて市の子育て支援センターにいました。子どもとボールやぬいぐるみ、ブロックで遊んでいたら、腰に違和感が…。「ん?腰痛いな…」くらいに思っていたら、突然腰に激痛が!!
一歩も動けなくなりました。
周りのお母さんたちの「あいつどうした!?」という顔は、今も目に焼き付いています。。。
そのあと、センターの職員さんに抱えられ、何とか子どもを車に乗せることができましたが、僕は全く動くことができませんでした。少しでも動こうとすると
腰に激痛
が走るのです。死に物狂いで家に帰り、子どもをチャイルドシートから降ろしました。
チャイルドシートから降ろした時の記憶は、ありません(笑)一体どうやって子どもを部屋まで連れて帰ったのでしょう。火事場の馬鹿力というやつでしょうか。
その後も全く動けず。仕事に行った妻の帰りを待ちました。結局、次の日になっても全く動くことができずに、妻に連れられて病院に行きました。検査の結果、特に異常はなかったのですが、これだけ全く動けないのは、日常生活も送れないだろうということで、
即入院
することになりました。
入院中もほとんど動けず、育児を妻に任せっきりにしていること、筋トレができないことにいら立ちを覚えました。
入院中も、「はやく筋トレがしたい!!」とずっと思っていました。トレーニーの皆さんならわかると思いますが、我々の脳みそは、もうほとんどが筋肉にやられてしまっているのです。おそらく前世はダンベルだったのでしょう。こんな時でも「治ったあとの筋トレは、まずどの部位からやろう?やっぱり胸か?!いや、背中もいいなぁ。」なんて。妻に知られたら回し蹴りをもらいそうです。
結局、僕が退院できたのは入院から2日後でした。退院後もすぐに動けるようになったわけではなく、安静を余儀なくされました。僕がまた筋トレを再開できたのは、
腰の激痛から15日後
のことでした。たった15日で済んでよかった。下手したら、もっと回復が長引いたかもしれません。そうなったら、育児もトレーニングもろくにできない。
「育児トレーニー」から、「育児」と「トレーニング」を取ったら、一体なんなのかもう分かりません。ただのおっさん。無精ひげを生やし、死んだ魚の眼をして生きていくのでしょう(笑)
ともあれ、またダンベルを持つことができる喜びをかみしめて、日々のトレーニングに励んでいるわけです。件の支援センターには、あれ以来まだ行けていません。次に行ったときに、職員の皆さんにお礼を言わないと!
そのケガは、本当に「いきなり」だったのか
さて、今回の僕のケガを振り返ってみます。支援センターで子どもと遊んでいたら、急に腰に激痛が走り、数日間動けなくなった。
僕はこの経験を、次に繋げるために、もう少し深掘りして考えることにしました。すると、次のことが頭をよぎってきました。
そう言えば、最近、ちょっと腰が痛かったよな。
子どもを抱っこしたときや、仕事で前屈みになったとき、トレーニングで高重量を扱ったとき。若干ではありますが腰が痛んだのを思い出したのです。
いきなり腰が爆発したのでは無いんじゃないか。
身体が発する、小さなノイズを聞き逃していたのではないか
そんな様に思うのです。
その「ノイズ」に耳を傾けることをせず、騙し騙し育児やトレーニングをしてきた。それが閾値(いきち)を超え、腰が爆発したのかもしれません。
もし、その小さな「ノイズ」に、しっかりと耳を傾けていたら。「少しトレーニングを休もう」「コンディショニングをより入念にやろう。」「腕のいい整体師さんに施術をお願いしよう。」様々なケアができたかもしれません。結果、このように入院もせずに、トレーニングを続けることができたかもしれません。
身体が発する「小さなノイズ」に耳を傾ける
その大切さを、今回の入院でぼくは学びました。皆さんも、トレーニングを続けていれば、身体は至るところで、SOSを「小さなノイズ」として発するのがわかるでしょう。
「ちょっと関節が痛むな。」と思っているのに、プレス種目をやり続ける。
「脊柱が疲労している感じがする」というのに、重量を上げていく。
筋トレに向き合い、本気になればなるほど、これらの「ノイズ」を無視してしまうのです。
「おれはまだまだやれる。」
その気持ちは大切です。僕も持っています。というか、高みを目指す以上、持っていなければならないマインドでしょう。しかし、大きなケガをしてからでは、遅いのです。大切なのは、何よりも
筋トレを楽しく続けること
なのですから。
皆さんも、身体の発する小さな「ノイズ」に、耳を傾けていきましょう。


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