厚みも広がりもこれでOK!Tバーロウの極意解説!!
【背中はとにかく引け!引いて引いて引きまくれ!】
ベストボディジャパン大会の入賞・優勝が語る。
さて今日は、「背中」のトレーニングについてです。
ぼくが絶対におススメする種目があります。それが
Tバーロウ
です。背中のトレーニングに取り入れている人も多いのではないでしょうか。
この
Tバーロウ
は、背中の 広がり や 厚み をつくるのにとてもよい種目です!
Tバーロウをしっかりやり込んでさえいれば、それでじゅうぶんと言っても過言ではありません。
そんなTバーロウの極意について、じっくりと解説していきます!これでアナタも広くて分厚い背中が手に入ることでしょう!!
この記事で分かること
・Tバーロウとはどんな種目か
・Tバーロウのメリット
・Tバーロウの注意点
1.Tバーロウとはどんな種目か
まず、Tバーロウとはどんな種目か、知っている人も多いですが確認しましょう。次の動画を見てください。
ご覧のように、
下に置いてあるバーベルをまたいで、背中に向かって引き上げる
という種目です。
ベントオーバーローイングなどでも、下から背中に向かって引き上げますよね?
その結果、背中の筋肉が鍛えられるという認識でOKです。
ちなみに、Tバーロウで鍛えられる主な筋肉は、
広背筋
大円筋
僧帽筋
と多岐にわたります。つまり、
背中を満遍なく鍛えられるというわけです。(キャー、なんてお得なの!)
背中の種目はこれでじゅうぶん!というのも、何となく理解していただけたと思います(^^)/
ちなみに、このようなVグリップを使うことをおすすめします。
2.Tバーロウのメリット
Tバーロウという種目は、メリットがたくさんあります。だから僕も自信をもっておすすめするのです。
メリット①腰への負担が少ない
はい、これは非常に大きなメリットです。
腰痛持ちのトレーニーは多く、腰を痛めないことは我々にとって必須です。
また、背中のトレーニングは、どうしても腰を反らざるを得ない種目が多いため、腰を痛めやすいというのもあります。
そんな中、Tバーロウは比較的腰への負担が少ない種目と言えます。
何故かは、よく分かりません(笑)
え、えーーーー!!お前そんなんでトレーニー名乗ってんのかい!大会で優勝したんとちゃうんかい!!とつっこみたくなる皆さん、落ち着いてください(笑)
これは半分冗談ですが、半分本当です。
だって、実際に腰への負担が無いんですもの(笑)
それが一番の理由なんじゃないですか!!!
まぁそんなことはさておき、Tバーロウが腰に優しい理由を考えてみます。僕なりの考察としては、
・両足でしっかりと踏ん張り、両手でバーを持つ
という姿勢が、体幹を安定させるのではないか
ということです。デッドリフトやベントオーバーローイングなどは、当然ながらグリップの幅は広いです。しかしTバーロウは、両手がほぼ閉じた(近い)状態でバーを持ち上げます。このことで、横隔膜も締めやすくなり、(というか自然と締まる)体幹が安定するのではないかという予測です。
詳しくは、専門家に聞いてください(おいっ)
まぁここでは、Tバーロウは比較的腰に優しい種目である、ということをおさえておきましょう。
(絶対に腰を痛めない、というわけではありませんよ!)
メリット②軌道が決まっているため、効かせやすい
「効かせやすい」
この言葉はとても魅力的かつ、重要なことです。
他の背中の種目、例えばラットプルダウンやベントオーバーローイングは、
実はとても効かせるのが難しい種目です。
その理由を簡単に説明すると、
上体の倒す角度、バーを引く角度など、エラーとなる要因が多くあり、動きが複雑である
からです。
特にベントオーバーローイングは、上体をどれくらい倒すのか、バーを身体のどこに向かって引くのかなど、体得するのがとても難しいのです。
「きつい割に、効いてる感じがしない」というのは、ベントオーバーローイングあるあるです。
それに比べて、Tバーロウはどうでしょう。見て分かるように、
バーの片方が、固定されている
ではありませんか!そこから片方を引き上げるだけですから、
軌道がブレることはありません。そうです。
誰が引いても、バーは同じ軌道をたどります。
・・・ということは、そうです。もうお気づきですね。
Tバーロウをやるときに考えればいいのは、
上体をどれくらい倒すか
だけでいいのです!!
これまで、
グリップ幅はこれぐらいで~
上体はこれぐらい倒して~
そのままバーをこのあたりに引いて~
あ~そんなことしてる間に上体の位置が変わっちゃったよ~ぴえん
なんてやっていたのを、
「うん。これぐらい上体を倒せば、一番効く感じがするな。」
とセッティングすればよいだけです。
めちゃめちゃ楽じゃないですか!!!
上体の角度が自分にとって良いポジションになったら、
あとは引くだけ。
とても簡単じゃないですか!!
Tバーロウの魅力が、みなさんもうお分かりですね(^^)/
3.Tバーロウの注意点
注意点①付けるプレートは小さいものを
Tバーロウをやるうえで、注意点があるとしたら、これです。
プレートは、小さいものをつける
大きいプレート(20kgプレート)をつけると、その分可動域が狭くなります。
(早く自分の胸に当たり、早く地面に付いてしまう)
そうなると、ダイナミックな運動はできません。
つけるプレートは、10kgやせいぜい15kgにしましょう!!
(20kgプレートを付けてしまうと、本当に可動域がとれません・・・)
注意点②引く軌道に注意
また、引く軌道についても注意が必要です。
中学校の理科を思い出してください。『テコの原理』を習いましたね??そんなイメージをもって次の話をイメージしてください。
Tバーロウの支点は、もちろんここです。
ここを支点に、バーはどのような軌道を描くでしょうか??
そうです。
バーは真っすぐ挙がっていきません。
三日月状のように(円をえがくように)挙がっていくのです。
このイメージがとても大事です。
真っすぐ引く
のではなく、
円を描くように引く
そうすると、バーの動きとの連動が取れ、より背中に効果的に刺激を入れることができます。
バーの軌道を、自分の動きのイメージとすり合わせる。これがTバーロウではとても重要なことです。
いかがでしょうか?
Tバーロウをやりこんで、分厚くて広い背中を手に入れましょう!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/