フィジークのポージング練習は必要?毎日の積み重ねが勝敗を分ける!
今日も夜な夜なポージングの練習をしているホモサピエンスの皆さん、お疲れ様です。
最近、巷ではこんな声を耳にします。
ポージングは練習しなくていい
ステージでは立っているだけでいい
ポージングの上手い下手は、審査に影響しない
本当にそうでしょうか。
実は、ポージングは
非常に重要
です。
ポージングによって、
審査の評価がガラリと変わります!
と言うことで、今日はポージングの重要性について、皆さんに紹介します。
この記事で紹介すること
・ポージングの重要性
・他のスポーツに置きかえてみる
・『審査員は見ている!!』ポージングパーソナルで、言われたこと
ポージングの重要性
フィジークでも、ボディビルでも
ステージでの自分の身体をいかによく見せるか
ということが本質としてあります。
いくら、物凄い高重量でトレーニングができても、
家の鏡に映る姿がでかくてかっこよくても、
ステージ上で、規定のポーズをかっこよくきめられなかったら、良い審査はしてもらえません。
自分の身体を、もっともよく魅せるために、
ポージングはあります。
JBBFという団体(日本でナチュラルのトップ団体)のフィジークを例にとってみると、
①フロントポーズ
②サイドポーズ(左、右)
③バックポーズ
があります。
どの角度からも、審査員に身体を美しく、逞しく見せる必要があります。
もちろん、筋量がしっかりとあることが大前提です。しかし、この競技の面白いところは、
ポージングの魅せ方によって、筋量の少なさをカバーできる
ということです。目の錯覚を利用するのです。
後でも紹介しますが、
筋量が同じくらいの選手なら、間違いなく
ポージングがうまい方が順位が上です。
また、筋量が少ない選手でも、
ポージングのうまさによって、順位が上がる
ことは、あります!
他のスポーツに置きかえてみる
ポージングの重要性について、他のスポーツに置きかえてみると、よく分かります。
例①ボクシングで考えてみる。(ポージングの重要性)
Aのボクサーは、とてもパワーがあり、そのパンチが当たりさえすれば、必ず相手はダウンします。そのパワーに自信をもち、パンチの練習や、フットワークの練習は行っていません。
Bのボクサーは、Aよりパワーが劣ります。しかし、毎日シャドーボクシングやフットワークの練習を重ね、自分のパフォーマンスを最大限に引き出すコツを体得しています。
さてこの2人が戦ったら、どちらが勝つでしょう。パワーで圧倒している、Aでしょうか?
そうとは限りませんよね。Bが勝つ可能性も高くあります。
フィジークやボディビルでも同じことが言えます。
筋量が多い選手が、絶対に勝つとは限りません。
絞り や ポージング、コンディション など
筋量以外にも勝てる要因はたくさんあります。
②空手の「型」で考えてみる。(練習の必要性)
そもそも、ポージングは
たくさん練習するべき
です。しないと上手くなりません。
空手の「型」の選手は、毎日何時間も型の練習をしますよね。練習を通して、呼吸や、筋肉の入り方、動きを身につけます。
型を練習しないで、本番に臨む選手がいますか?
いませんよね。ポージングも同じです。
無意識にその動きができるように、何度も反復を繰り返すのです。
練習でできないことは、本番でもできません。
他のスポーツに置きかえてみると、
ポージング練習は必要ない
という意見が、かなりずれていることが分かります。
審査員は見ている!ポージングパーソナルで学んだこと
ポージングの重要性を痛感した時の話をします。
JBBFという団体で、フィジークやマスキュラ―フィジークで優勝経験をもつ、実績の高い方に
ポージングパーソナル
を受けた時のことです。
その方は、とても凄い身体をしているのはもちろん、ポージング指導にも長けた方です。
JBBFの審査員ともつながりが深く、フィジークやボディビルに精通しています。
そこで言われた言葉が、僕にとって衝撃的でした。
「審査員は、選手の自信の無さを読み取る」
目から鱗でした。選手の気迫が、審査員にも伝わるのです。
ポージングの練習をせずに、あたふたと焦っているようでは、自信など湧いてきません。
ポージングの練習を重ね、本番でも無意識に美しいポーズが取れる。
そこから湧き出る自信は、必ずあります。これが審査員に好印象なのだそうです。
「地方大会ではほとんどの選手が、ポージングの練習をろくにせずに出場する。本当にもったいないことだよね。」
と、その方が言っていたのが印象的です。
まとめ
多くの人が、重要視していないポージング。
しかし、その重要性について考えていただけたと思います。
大会直前になって練習を始めるのでは遅いです。
オフの時期から、毎日練習しましょう。
何度も反復して、無意識にその動きができるようになることが大切です。
そうなれば、パーソナルなどで腕のある方に見てもらい、
細かい部分の修正
をしていくだけです。あなたのポージングは、より洗練されていくはずです。
さぁ、自分の身体をより美しく見せるために、今日も練習です!