なぜ父親は体を鍛えるのか。息子に【背中】で語る。【コンテスト優勝のパパブログ】
このブログをご覧いただきありがとうございます!
僕は筋トレの大会で優勝を目指してトレーニングに励んでいる34歳の会社員です!
2歳の息子を育てながら、時間のない中でも筋トレに励んでいます。
平日のトレーニング時間は、45分と少ないですが、しっかりと効果を出すことができています。
ベストボディジャパン大会では、入賞・優勝をすることもできました。
このブログでは、そんな僕なりのトレーニング方法を皆さんに紹介しています!
みなさんは、子育てをするようになって、
諦めたこと
はありますか。
自分の趣味の時間がほとんど取れなくなった
という人は、多くいます。
無理もありません。
毎日の仕事に加え、家事や育児。
これまでの、子どもがいなかった生活から、何倍も忙しくなるからです。
(その分、子どもの尊さ、父親になれたことの喜びは、何にも代えられませんが!)
ぼくの仲間からも、子どもが生まれてから、
・あれだけ打ち込んでいたバスケットボールを、ほとんどやらなくなった。
・毎週のように行っていたスキーを、めっきりしなくなった。
「しなくなった」というより、「できなくなった」という方が正しいのかもしれません。
ぼくは、そのように、自分の趣味の時間が減り、育児を頑張る(楽しむ)お父さんたちを、
最大限 尊敬しています。
世の中には、育児に協力的では無い父親も、多数いるからです。
そこで今日は、ぼくが筋トレを通して、どのように自分の理想とする「父親像」をつくりあげていったのかについて、紹介します。
勇気をもらえる話になるはずです。
ぜひ読んでください。
僕から、皆さんへの問い
・息子の誕生
・トレーニングができない葛藤
・子どもがいるから、諦めるのか。
・トレーニング時間も頻度も減った。でも…
1.息子の誕生
ぼくが筋トレにはまったのは、30歳のときです。
31歳で初めてコンテストに出場(ベストボディジャパン)し、入賞することができました。しかし自分の身体には納得がいかず、課題もたくさん見えました。
それからのトレーニングもどんどん楽しくなり、高みに向かって頑張っていました。
その翌年、子どもが生まれました。32歳のときです。
自分が父親になるなんて、想像もしていませんでした。本当に嬉しくて、息子がとても愛おしく思います。
妻にも感謝です。出産というのは、我々男の想像の絶するものなのだと思います。
2.葛藤
子どもが生まれる前は、筋トレをしたいときに、したいだけ やることができていました。
リミットの時間もありませんので、好きなだけ筋トレをしていました。休日も好きなだけ寝て、ジムに行って筋トレをする。そのような生活を送っていました。
筋肉についての勉強も始め、トレーニングがどんどん楽しくなっている頃でした。
そんな折、子どもが生まれ、ぼくが筋トレに割くことができる時間は、確実に減りました。
減った、というか、できなくなりました。そんな時間、どこにもないのです。
このことに関して、自分は
「そうゆうもんだろうな。」
「子どもが生まれてまで、自由に筋トレなんて、土台無理な話だろう。」
「妻がこれだけ頑張っているのに、自分ばっかり趣味を楽しむのもなぁ・・・。」
と、思う反面。
「こんなに筋トレをしない期間ができてしまった。」
「また、思い切り、筋トレをしたいな。」
「フィジークで日本大会に出る、なんて目標、さすがに無理か・・・。」
と、悩んでいたのも事実です。
「せっかく筋トレという、素晴らしいものに出合えたのに、このままやらなくなってしまうのか。」
と、寂しい思いをしたのを覚えています。
そんな寂しい思いにかられたら、
「いやいや、おれはもう父親なんだから。いつまでも自分のことばっかり考えてちゃだめだ。」
と、無理矢理自分を納得させていたように思います。
3.子どもがいるから、諦めるのか?
これまで、何をやっても中途半端だったぼく。
最初は軽い気持ちで始めた筋トレ。
やっていくうちに、どんどんハマっていき、気づいたら大会に出るようになりました。
日々の食生活や生活リズム、マインド、全てを見直し、自分に厳しく生きるようになりま
した。
前回挙がらなかった重さを挙げることができた喜びが、どんどんクセになり、筋トレが大好きになりました。
フィジークチャンピオン、なんていう大きすぎる夢も、いつの間にか生まれました。
そんなぼくにときめいてくれた妻と、結婚することができました。
最愛の子どもも生まれました。
その子どもを見て、ぼくの心の中に、ある思いが自然と生まれました。
息子に、
『ぼくのパパは最高にかっこいい』と思って欲しい
と。
モヤがかかっていた空が、一気にパッと晴れたような気持ちでした。
子どもがいたから、諦めた
なんて、子どもにとっても失礼です。
『パパはぼくのせいで、自分のしたいことを諦めたんだな』
なんて、思わせてはいけません。
子どもがいたから、諦めた
ではなく、
子どもがいたから、ここまで来れた
って、言いたくないですか?
それって、子どもにとっても最高の自慢になりませんか?
「パパがこんなに頑張れてるのは、ぼくのおかげなんだ!!」って。
そう思ったら、もう迷いは無くなりました。
育児で時間がない
筋トレに全振りなんて、できっこない
そもそも才能もあるのか分からない
でも、心に決めました。
絶対に諦めない
と。
妻にも、ぼくの想いを正直に伝えました。
「ぼくは、筋トレという、人生で一番熱中できることに出合えた。いつかフィジークチャンピオンになって、その姿を家族に見せたい。」
と。
妻は、
「あなた、本当に筋トレにはまっているよね。隣で見てると、よく分かるよ。大会に出るなんて決めてからは、毎日カロリーをかんぺきに計算して食事をしたり、早朝に起きてトレーニングをしたり。『やる!』と決めたら、どんなに辛くても絶対に諦め
ない姿勢、とても素敵だよ。納得いくまでやって、子どもにもかっこいい姿を見せてね。」
と言ってくれました。
本当に感謝です。
4.トレーニングの時間も頻度も減った。でも…
「妻と子どもに、かっこいい姿を見せるんだ。」
そう決意をかためた僕は、これまで以上にトレーニング、いや、1日の24時間をどう使うかについて、真剣に考えました。
仕事や育児、家事の時間は削ることができません。
たまにトレーニングができたとしても、その時間は、
45分
だということが分かったのです。
45分の中に、アップの時間も含まれます。(きつい!)
これまで2時間も3時間も時間を気にせずトレーニングしてきました。
それが、45分しかないのです。
ぼくはもう一度、真剣に自分のトレーニングを見直しました。
解剖学の本を読んだり、
JBBFのフィジークチャンピオンの方から指導をもらったり、
パーソナルトレーニングを受けたり、
とにかく筋トレに対して、これまで以上に真摯に向き合いました。
また、普段の生活も見直しました。
僕はテレビは一切見ません。時間がもったいないからです。
スマホも、だらだら見るクセがあるので、その時間を無くそうと意識しました。
その時間を、子どもとふれ合う時間に回します。
仕事もこれまで以上に、集中して取り組みました。
無駄なことはやめ、1分でも早く帰れるように考えながら仕事をしていました。
ここで、みなさんもお気づきかと思います。
そうです。
時間の制約があることによって、僕の人生が濃密になっていった
のです。
時間が無いから、一つ一つのことに集中して取り組む。
筋トレも、時間が無いから、1レップ1レップを大切にする。
もちろん忙しく、自由な時間は少ないけれど、
僕の人生は濃密になったと思います。
さて、肝心の筋肉の成長はどうかというと。
子どもが生まれる前より、
確実に筋肥大しています。
筋トレにさける時間は、大きく減ったというのに。
時間が無いからこそ、
トップの選手に習おうと思えました。
1レップ1レップを全力で行うクセがつきました。
食事を見直し、筋肉が成長する栄養バランスをより深く考えるようになりました。
自分でも驚きです。
時間がたくさんあって、好きに筋トレしていた頃より、
子どもが生まれて、時間が無い中での筋トレの方が、
より充実しています。
先ほども書いたように、
時間の制約がある
ということが、僕のトレーニングや生活を見つめ直すきっかけになったのです。
5.まとめ
「子どもがいるから、諦めた」
「子どもがいるから、ここまで来れた」
男として、父親として、どちらの生き方を選びますか。
どちらの生き方でも、素晴らしいと思います。
「諦める」美学もあるのです。人に強要される話ではありませんから。
ぼくは、たまたま後者の生き方を選びたい、と思っただけです。
そして、そう決めたからには、絶対にやり遂げると決めました。
自分自身や、子どもに胸を張って生きたいと思います。
最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます。
何かを感じてくれたら嬉しいです。
では皆さん、
・・・どこかの大会でお会いしましょう(笑)